見本(架空の会社のデータ)
見本c前任者の図面に聞く
図面や記録から、根拠を探す社内向けソフトの試作
図面について質問すると、答えの候補と、参照した図面や記録の場所を表示する見本です。完成した製品ではなく、小さな範囲で使い方を確かめるための試作です。
図面や記録に書かれていない設計意図まで分かるものではありません。
試作画面を見る
質問を選ぶと、ここに答えと根拠が出ます。
答え
モーターを取り付けたときの荷重で、立ち上がり部のたわみを0.3mm以内に抑えるためです。
たわみ計算の結果から、板厚を1.6mmとしています。
根拠:設計メモ D-031(2019年4月、p.2・たわみ計算)/図面 A-102 注記3
答え
あります。試作のときに曲げ部が割れました。
内側の曲げ半径をR0.8からR1.6に変えて、割れを解消しました。
根拠:図面 A-102 注記2・改訂B/不具合記録 Q-018(2018年11月、p.1)
答え
相手部品の穴位置に合わせて、この位置に決めました。
また、曲げによる穴の変形を避けるため、穴を曲げ部から5mm以上離しています。
根拠:組立図 A-100(相手部品の穴位置)/図面 A-102 注記1(曲げ部からの距離)
この見本では、次の流れを想定しています。
- 対象にする図面や記録を決める
- 図面について質問する
- 答えの候補と、参照した場所を表示する
- 元の図面や記録を開く
- 担当者が内容を確かめてから使う
この見本で想定したこと
図面や設計の記録が紙やPDFに分かれており、必要な情報を探すのに時間がかかる会社を想定しました。
「なぜこの板厚なのか」「この穴の位置はどう決めたのか」と思っても、どの図面や記録を見ればよいか分からないことがあります。
設計をしていた頃の私も、前任者の図面や設計の理由を探すのが本当に面倒でした。
この形にした理由
答えだけでなく、参照した場所も表示します
AIの答えだけで判断せず、元の図面や記録を開いて確かめるためです。
図面の中の場所を示せるか試します
表題欄、注記、改訂欄など、設計者が普段確認する場所に合わせて表示することを目指します。読み取り方は、図面の形式によって変わります。
少ない図面と質問から始めます
最初から全部の図面を対象にはしません。繰り返し聞かれる質問を選び、少ない図面や記録で役に立つかを確かめます。
この試作でできないこと
元の図面や記録に書かれていない理由は分かりません。また、AIが誤った答えや参照箇所を示す可能性があります。
表示された内容は結論として使わず、元の図面や記録と照らし合わせて、担当者が判断します。
機密の扱い
使うサービス、図面や記録を置く場所、外部に送られる情報を先に説明し、了承を得てから進めます。
機密の情報を使わない形での試作もできます。私が図面や資料を預かることはありません。
実際に試すとき
最初に、普段どのような記録を探しているかを伺います。そのうえで、対象にする質問と資料を絞り、迷いにくい小さな画面から試します。
AIが出した答えや文章は、元の図面や記録を開き、担当者が確かめてから使います。期間は、内容に合わせて相談します。
この見本について相談する
「何度も聞かれる設計上の質問がある」「図面の探し方を整理したい」という相談からで大丈夫です。
最初の相談で、図面そのものを送る必要はありません。どのような質問や探し物が多いかを教えてください。
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